能登地域の旧版地図タイルマップサービスについて

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「能登半島地震 復興まちづくり支援マップ」を作成・公開する過程で、能登地域の旧版地図(過去の地形図)をタイル化しています。

タイル化にあたっては、谷 謙二氏の「今昔マップ on the web」を参考に、「今昔マップ on the web」がカバーしていない能登半島の範囲を作成しました。タイル化する時点は「今昔マップ on the web」の「金沢・富山」と時代区分が揃うように設定しました。

被災地の復興都市計画・復興まちづくりの検討過程において、地域の過去の履歴を参照することは極めて重要です。 国土地理院の保有する旧版地図(過去の地形図)は、全国を網羅し更新も継続的に行われており、地域の過去の履歴を把握する上で重要な資料の一つです。令和6年能登半島地震を受けて、被災地の過去の地図をオンラインマップとして閲覧できるようにすることは、社会的意義が高いと考えています。

旧版地図は、今日の目からすれば適切でない表現を含んでいる可能性もあります。刊行当時の時代を表す歴史的・学術的資料としての趣旨を御理解・御留意ください。

地理院タイルと同様な一般的なタイルマップですので、外部のアプリケーションから地図画像を取り出して表示することができます。

オンラインマップ「能登今昔地図」

タイル化したデータを「能登半島地震 復興まちづくり支援マップ」に搭載するだけでなく、気軽に能登地域の旧版地図を閲覧できるオンラインマップ「能登今昔地図」も作成しました。https://arcg.is/C8u8y

能登半島を中心として、明治期以降の新旧の地形図を切り替えながら表示できます。

この地図の作成に当たっては、測量法に基づく国土地理院長の複製承認を得ています(R6JHf 135)。

なお、一部の地形図の表示は「今昔マップ on the web」のタイルマップサービスを利用しています。

タイルの利用

予めタイル状に分割したデータを配信する方式(いわゆるXYZ方式)で提供しています。記載のURLからリアルタイムに読み込むことで商用非商用問わずご利用いただけます。出典の記載方法は、「能登半島地震 復興まちづくり支援マップ」としてください。

なお、記載のURLから配信するのは「能登半島地震 復興まちづくり支援マップ」を作成・公開する過程でタイル化した図郭のみです。「今昔マップ on the web」のタイルマップサービスで配信されているデータは含みません。

1909年〜1911年

データソース:5万分の1地形図
URL:https://masumura.ues.tmu.ac.jp/dr_gis/tilemap/00/{z}/{x}/{y}.png
ズームレベル:5~17
提供開始:2024年8月
この地図の作成に当たっては、測量法に基づく国土地理院長の複製承認を得ています(R6JHf 135)。

1936年〜1939年

データソース:5万分の1地形図、2万5千分の1地形図
URL:https://masumura.ues.tmu.ac.jp/dr_gis/tilemap/01/{z}/{x}/{y}.png
ズームレベル:5~17
提供開始:2024年8月
この地図の作成に当たっては、測量法に基づく国土地理院長の複製承認を得ています(R6JHf 135)。

1968年〜1972年

データソース:2万5千分の1地形図
URL:
ズームレベル:5~17
提供開始:未定

1983年〜1987年

データソース:2万5千分の1地形図
URL:
ズームレベル:5~17
提供開始:未定

1995年〜2002年

データソース:2万5千分の1地形図
URL:
ズームレベル:5~17
提供開始:未定